NPO法人への支援
●NPO法人への支援の在り方
NPO法人の組織としてのレベル
1.親しい仲間が集まって、社会貢献しようと
スタートしたばかり。
2.会員や寄付者からの支援があり
毎年イベント等を開催する法人。
3.委託事業を継続的に実施した実績をもち、
組織に優れたリーダがいる法人。
4.すでに長年の実績をもち更に次のレベルへと
革新を図ろうとしている法人。
とさまざまなレベルの法人がある。
1.ケース1
「ある資源を有効につかえる事業を構築したい」
という法人
まだ設立まもなく
「NPO法人とは」を理解がなく、「楽しくやりたい」
とのこと。
支援者の提案は「イベントの企画を支援する」に。
事業からスタートする計画では、組織マネジメントが
おろそかになり、それが構築共有されていないという状態で、
イベントを支援するということだけでは、継続的存続できる
ビジネスモデルとは、ならないと思うのですが
どうでしょう。
2.ケース2
すでに実績をもつすぐれたNPO法人で
次のレベルの活動を模索している状態の組織。
顧客のニーズを再確認し、事業を再構築するという
支援は、(組織内の改革)悪くはないが、
組織内の改革のみでなく、対外的に支援や協働を
得て、収支が黒字になるビジネスモデルを構築する
ことが肝心だ。
法人の成果は、「法人がなにをするか」ではなく
法人の外からの評価が継続的な活動への成果となる
のだから。
NPO法人への支援は、
単純ではなく、鳥瞰的な観察から
組織組立への支援でなければ、ならないと
おもうのです。(認証を得たNPO法人ですから)
どうすればよいかを、法人スタッフ自らみつけ、
実施するものでなければ、本物にはなりえない。
(どうすればよいかは、当事者は、潜在的にすでに分かっている。
それに気が付く支援をする)
中間支援者は、マッチングのみでなく
その切っ掛けと機会を提供するものだと思うのです。
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岡田 哲志
okada tetsuji
http://okadanet.sakura.ne.jp
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