NPO法人のプレゼン
NPO法人のプレゼン
プレゼンを聞く機会がありました、
そこで、感想や思うところを書きます。
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NPO法人は、特定非営利活動促進法により
規定された法人ですね。
法には、
第一条 特定非営利活動を行う団体
公益の増進に寄与することを目的とする。
第二条2一 営利を目的としない。
とあります。
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ですからNPO法人のプレゼンは
組織内の活動(スタッフの幸福や仕組み)ではなく
組織の外に及ぼした影響力や顧客のニーズに
どのように対応したかをプレゼンすべきですよね。
NPO法人のプレゼンは、その法人が
組織内の活動ではなく、公益(組織の外)にどのような貢献をして
社会に価値を提供し、継続的に活動するのに、どのような工夫や
他との協働や役割を果たしているか
その事業活動の戦略(ロジックモデル)及び
(ビジネスモデル)をプレゼンすべきと
思います。
ところが
年間の事業実施状況や「我々は、何々をしています」
というプレゼンで終わっているのではないでしょうか?
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活動評価も以前とは、変わってきていると思います。
活動評価を適切な資源投資(インプット)と活動回数など(アウトプット)
で評価されていました。
さらにどのような成果があったか(アウトカム)会員の増加、講座回数の
増加など数値目標で評価されます。
(ですからプレゼンはこの内容を説明しています。)
しかし、最近では
事業計画が、法人の目的を達成する方法が戦略的に計画されているか?
短期・中期において対外的に貢献する達成目標があり、
目標達成のためにどのような工夫がされているか?
事業が継続的に実施されるための工夫や
「自然資本・人的資本・社会関係資本・経済資本」を引き付ける工夫
及びパートナーとの連携協力や、社会的役割をもっているか
が評価の対象となってきています。
必然的に
NPO法人のプレゼン内容は異なってきます。
この視点がないNPO法人は、間違いなく衰退するでしょう。
取り組みがミッション・ビジョンからスタートしない法人は
継続的な活動が難しいでしょう。
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岡田 哲志
okada tetsuji
http://okadanet.sakura.ne.jp
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