アウトプット アウトカム

tetsuji okada

2018年04月02日 19:17

【アウトプットとアウトカム】

●アウトプット
 事業を実施したことにより、直接発生した成果物や事業量
 事業費及び人件費等の費用。 イベントや講座の開催数。 集客数。
 
 NPO法人の公開資料のほとんどが、アウプットについての説明・
 プレゼンになっている。

 チェック内容が、事業費が適切に使用されているか投資した資源
 (人件費・物等)とアウトプットである事業回数等に見合っているか
 をチェックすることに重点がおかれている。

●アウトカム
 アウトカムは、事業を実施したことによる効果や成果である。
 事業を実施したことにより、受益者や支援者にどのような
 価値を提供でき、ライフスタイルに良好な変化をもたらしたか
 である。
 これらは、組織内にあるわけでなく、組織の外の変化なので、
 評価するには、事業実施前に、顧客・受益者や支援者の状態
 (そのニーズや解決しようとしている社会問題)を調査・観察し
 て、(マーケット調査)解決すべき問題点や事業が有効に問題
 解決に作用するかをレポートしておかなければならない。

 事業前と事業後の調査結果の比較により、事業投資が有効で
 あるかを評価することになる。

 事業計画をするのにマーケット調査をしているNPO法人は
 あるだろうか?
 
●インパクト
 事業を実施したことによる、社会に与えた影響力・状態
 持続的な活動として評価する最も重要な項目である。

 事業計画のプレゼンにおいて、多くの場合その内容は、
 アウトプットのみ。「我々はあれをやりますこれをやります」
 というプレゼンとなっている。

 継続的に活動できるように支援する支援者や受益者が
 知りたい情報は、その組織特融の「インパクトは、なんで
 あるか」なのだ。


「組織の内部にあるのは、コストのみ。
               成果は組織の外にある。」




 





 



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